ブログをはじめる前に情報収集すると、「ブログでアフィリエイトはオワコン」とか、「個人の情報発信で稼げたのはもう昔の話。」という情報が目につきます。
果たして、どの情報が本当なのでしょうか?情報に振り回されてしまっている人に向けて、アドバイスしたいと思います。
ラーメン激戦区
わたしの住んでいる地域は「らめーん激戦区」の一つです。
学生の夏休みがスタートする時期に参入したラーメン屋が、夏休み中に「閉店」していたこともありました。
さて質問です。この質問を聞いたあなたは「今時、ラーメン屋なんて儲からないからやめておけ!」とアドバイスされたら、そのアドバイスを鵜呑みにしますか?
おそらく「やりようによっては稼げるんじゃないか?」と思うのが自然だと思います。
つまり「●●したら稼げる。」という情報も、「●●は稼げない。」という情報の両方が正しい可能性があるということです。
なぜならば、情報そのものの裏にある「文脈」、「前提」というものは、表面的な情報からだけでは判断することができないからです。
さらにタチの悪いことに、確からしい情報の発信者が本当のことを発信している保証はどこにもありません。
例えば「仮想通貨は儲かる」と情報を発信している人のなかには、「わたしが保有している仮想通貨を購入する人が増えれば、わたしが保有している仮想通貨の評価額が上がる。だから仮想通貨は儲かると宣伝しておこう。」という腹黒い目的で情報を発信している人だっているかもしれません。
そう。本当のことはどこまでいっても「わからない」のです。
では本当のことが「わからない」という不透明な状況において、どのように考えて行動すればいいのでしょうか?
わからない状況での作法
わからない状況でどのように考えて行動すべきか、アドバイスしたいと思います。
#1 単純な答えにすがるな!
「ブログで稼げる」のも、「ブログで稼げない」のも、その情報を発信している人にとっては真実かもしれません。
ですから「ブログで稼げるか?」という問いに対して、「マルかバツか?」と白黒つけようとすること自体が、ナンセンスなのです。
人間は誰しも「わかりやすい」答えを好む傾向があります。なぜならば「稼げる」とか「稼げない」などと断言してくれたほうが、モヤモヤした気持ちも楽になるからです。
しかし現実問題として、この世の中はマルかバツかで単純に答えが出せるような問題よりも「複雑な答え」の方が多いのです。
となれば「複雑な答え」を単純化して理解しようとするのではなく、複雑な答えをそっくりそのまま理解しようとするのが「あるべき姿」のはずです。
では複雑な答えをそっくりそのまま理解するためには、どうすればいいのでしょうか?
ズバリ、質問形式を「どうすれば?」に変換することをおススメします。
つまり「ブログで稼げるか?」という白黒つけようとするのではなく、「ブログで稼げるにはどうすればいいか?」というように、質問文を少し変えてみればいいのです。
#2 わからなくていい
ブログなどで情報を発信する場合、情報の取り扱いには注意しなければいけません。
なぜならば、あなたが間違った情報を鵜呑みにすれば、間違った情報と知らずに拡散してしまう可能性だってあるからです。
間違った情報に振り回されない基本的な作法は、「最終結論を保留する。」です。
例えば「ブログは稼げる」という人と、「ブログは稼げない」という人がいる場合、「ブログは稼げると主張する人もいるし、稼げないと主張する人もいる。」と理解することをおススメします。
情報を吟味していないのに、拙速に答えを出そうとするから、あっさり情報に振り回されてしまうのです。わからないことは「わからない」ままでいいのです。
#3 やってみる
あなたが何かを信じたとき、その情報を発信している人は「誰なのか?」ということは、必ず意識するようにしましょう。
見ず知らずの人の意見を、そっくりそのまま鵜呑みにするのは危険です。もしあなたが簡単に「言葉」に釣られるなら、あなたはいいカモとして搾取され続けるリスクだってあります。
言葉に釣られないためにはどうすればいいのでしょうか?
わたしがおススメするのは「まずはやってみる。」という態度を習慣にすることです。
「まずはやってみる。」という態度を習慣にするだけで、さも真実であるかのように粉飾されている情報が、現代社会にはあふれていることに気づくことができるでしょう。